K県K市、K駅すぐそばのこちらのお店。前を通るだけでお腹がよじれそうな良いにおいをさせていて、日頃からたいへんけしからなく思っておりました。
今回は、くまもとの赤を食すという大義名分のもと、正々堂々と、乗り込んで参りました。私の戦いの記録、ごらんください。
期間限定とのことで、突撃した日はちょうど祝日。その日はお昼からこちらのメニューを提供されていて、既に品切れでありました。どうやらかなり人気メニューのようです。ならば明日出直します、と、機を改め、翌日は予約をして突撃と相成りました。
熊本あか牛、とはっきり書いてあります。黒いクマ野郎も元気にアピールしております。プレミアムの名を背負う我らがあか牛。期待も高まりますね。
焼いてくださるのは、つばめグリルのエース候補!カメラを向けられての初々しい笑顔に、食欲も増進しますね。ハンブルグステーキがより一層おいしくなる気がします。
パンも、毎回毎回カットして提供されていました。お米にも産地のこだわりがあり、おいしいものに対する姿勢の力強さを感じました。
待つこと15分。満を持して我々の前に届いたのは、アツアツの鉄プレートの上で、パンパンに膨らむホイル包み焼きハンブルグステーキ!
ナイフを入れると、ジューシーで香ばしい匂いが一気に!ぶわっと!
中から現れたのは、ふっくらとまぁるいハンブルグステーキ!!ソースもぐつぐつと熱く、暴力的に食欲を煽ってきます。
許せない…許されない!おいしそう!
ちなみに、こちらは同行者が同時に頼んだ、オリジナルハンブルグステーキ。ソースの色の違いがお分かりでしょうか。使っている肉が違えば、もちろんソースの味も変わります。わかってる!これがおいしいってことですよ!
つけあわせはクレソンと、ポテト丸ごとひとつ!ハンブルグステーキの下にはさやいんげんが隠れていました。
それでは!熊本のあか牛に感謝をこめて……
いただきます❤
あか牛の特徴は、脂身が少なく、味がさっぱりとしている赤味の肉質。サシたっぷりの和牛の味わいに慣れていると、物足りないかもしれません。ですが、最近ヘルシーにダイエットをするという観点から肉食が見直され、赤味の肉は筋肉を作り代謝をアップするのに欠かせないヘルシーフードとして静かに注目を集めています。
そのあか牛で作ったハンブルグステーキです。
ひとくち噛めば、弾力があっていつまでもいつまでも噛みしめていたい。最初の一口で、ちょっと物足りないと思ったら、あとからどんどん旨味が広がってきます。脂肪にごまかされない肉の旨味は、コクがあるのに軽快なソースの味と相まって、胃袋に落ちてもまだ美味しい。ソースはトマトベースなのでしょうか、赤みそとかつおだしの風味を感じましたが、何が入っているかはお聞きしてないので、全く違うものが入っているかもしれません。ソースで煮込まれた肉片が一緒に入っていて、肉として味わうとまたしっかりと大地の強さを感じられます。脳裏に蘇るのは、緑の草原……吹きわたる風……!
うまい……お肉おいしい……生きててよかった!
語っている間に完食。ごちそうさまでした!たいへんおいしゅうございました。
関東圏の方にはまだまだチャンスがありますので、ぜひ食べに来てほしいです。
お店の情報はこちらから。(ぐるなび内のページへ飛びます)
ところで、こちらのお店では、あか牛を1頭買いされたそうです。もしかして、それは、
この写真の中にいる子かもしれないし……
このあかい仔の未来の姿だったかもしれませんね。
最後にひとつ。阿蘇では、『阿蘇王』というブランド名で阿蘇のあか牛をブランディングしています。阿蘇の広大な草原で、湧き水を飲み、たくさん歩いて健康的に育ったあか牛は、『阿蘇王』の名前で皆様のお口に入ります。赤身肉ブームでたくさんのあか牛肉が手に入りやすくなっています、この機会にぜひ、一頭。