ジオガイドのひみつ道具☆その③ 資料

IMAG6579[1] IMAG6578[1]お恥ずかしながら、 ジオノートの一部から抜粋

皆様へ楽しいご案内をするため、ジオガイドはたくさん勉強しています。そして、いざご案内となると、下調べに次ぐ下調べ。現地を実際に歩いてみるのはもちろん、基本の資料も見直します。

そのときに頼りになるのが、やっぱり各種資料。どんなことが書いてあって、どんな風に使っているのか、特別に大公開です。

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阿蘇ジオパークの基本的な資料は、この2冊。

右側の冊子のほうは、持ち歩いてお客様の前で開いてもキマるカンジのすたいりっしゅさ。(持ち主のほうがキマらないのは申し訳ないですが)

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全ページフルカラーで、阿蘇ジオパークのジオサイトを網羅しています。

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ファイルのほうは、中の資料ページからジオガイドの手作り!みんなで原稿を持ち寄って、ご案内のポイントやお客様へぜひ伝えたいことを詰め込んでます。

自分のガイドのときは、前もってこの2冊を基本にして、ご案内の内容を組み立てていきます。

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更に、高岳や杵島岳など、中央火口丘群と呼ばれる山々をご案内するときには、これがお役立ち。旧一の宮町が、全12冊のシリーズ本として一の宮町の歴史や文化をまとめたなかの1冊。阿蘇ジオパークのお山の先生、渡辺一徳先生が書かれています。

私はこの一の宮町で産まれて育っていますので、故郷の本が誇らしい!積極的に活用していく所存であります。

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時には、ガイド勉強中の資料を引っ張り出したり、他のジオパークの資料も参考にしたり。各地のジオパークのマップなどは、とても参考になります。

私はよく小国方面のご案内をするので、小国の図書館まで出掛けて町史を調べたりもしました。

資料は、あくまで材料でしかありません。おそらく、これをそのまま読んでも、ナンノコッチャーとなって面白くはないのです。お客様にとっておいしい料理にするのが、ジオガイドの仕事。たくさんの材料があればあるほど、栄養豊かでおいしいご案内にできる。そのようなものだと、私は思っています。

各種資料をそのまま持ち歩いて使うか、必要な分だけ書き写してアンチョコを作るかは、個人差があるようです。ガイドは持ち物が多いので、できるだけまとめておきたいなーと思いつつ、やっぱりついバッグに入れてしまう資料たち…

もしジオガイドさんを見かけたら、どんな資料を手にしているか、そっとチェックしてみてください。たまーに、びっくりするような書き込みがあるかもしれません。

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