アツアツの熱海であったま~る!突発温泉旅レポート

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1月某日。天気はくもり。やや肌寒い冬の一日。明日か明後日には雪が降るそうで、やっと関東にも冬がちゃんとやってきた!

となると、やはり恋しいのが温泉です。突然ではありますが、体の芯まであったまるべく、熱海の温泉旅へ行ってきました。

熱海と言えば、熱海殺人事件が出てくるのは、昔演劇を齧っていたからでしょうか。今なら間違いなく、伊豆半島ジオパークになりますね。ここ熱海も、伊豆半島ジオパークのジオサイトです。

熱海ジオサイトは、急斜面に発展した大規模な温泉街の景観と丹那トンネルがみどころです。
この急斜面は、多賀火山の山体の東側半分が浸食されてできた地形。
都市の美しい景観と温泉と、丹那トンネルの貫通によって一大観光都市が生まれました。

――伊豆半島ジオパークホームページより引用

全体的に急な坂が多く、斜面にへばりつくように建物が建っています。名所への行き来が大変かと思ったら、意外とバスがこまめに走ってくれていて、動きやすい街です。名温泉街として一時名を馳せ、今は落ち着いた風情…かと思いきや、再開発が進み、きれいなリゾートホテルや分譲マンションが次々に作られていました。

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一方で、古い町並みや建物を活かそうという取り組みも盛んです。ゲストハウスやシェアオフィスなど、若い人や観光客向けの施設がどんどんできています。

生まれ変わりつつある熱海の街を楽しむ、今が絶好のチャンスではないでしょうか。

さておき、まずは駅に着いたら、足湯です!

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いつ行っても、たくさんの人でにぎわう憩いの場。家康温泉と、なんともかっこいい名前までついてます。湯量や湯温は、スタッフの方がまめに管理していて、いつでも気持ちよく使うことができます。

「足湯は入りたいけど、ハンカチしか持ってないわ」なんていうあなた。

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安心してください。売ってますよ。

通りすがりでも楽しめるように、タオルの自動販売機があります。色もたくさんあって、記念になりますね。お友達と、ご家族と、色違いでぜひどうぞ。ひとつ100円です。

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お湯に浸かったところが真っ赤になります。最初は熱いと思うんですが、じわじわと体の奥まで温まってきて、元気いっぱい!思い切り熱海の街を楽しめそうです。

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熱海銀座では、この日、海辺のあたみマルシェが行われていました。2カ月に1回の頻度で開催されるこのマーケット、回を重ねるごとにブースも増え、にぎわってきているそうです。

本格フランス料理の謳い文句につられて、キッシュをひとつおやつに購入。いろんなところにテーブルが広げられていて、気軽に座って食べられるのもよかったです。

港から直送の新鮮な魚介類を炭火で焼いて食べられたり、伊豆半島名産のはちみつを味わったりと、楽しみ無限大!次回は3月27日開催予定です。

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マルシェの町並みを抜けて海辺へ出ると、海沿いの公園に海鳥がたくさん。写真の奥には熱海城。たくさんの船が出番待ちをしている港の光景は、寒くても見る価値ありだと思います!だって船ですよ船!すごいよ!(山育ち)

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手を差し出すと、何かエサが貰えると思った海鳥たちが寄ってきます。

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翼をバサバサされると、その風が顔に当たるくらい!超びっくりでした。

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熱海は、地形的にも、そしておそらく温泉的な意味でも、とてもあたたかいところ。梅まつりが開催されていると看板で見かけて、ふと咲いてる花を見たら、桜だったのでこれまたびっくり!梅じゃなかった!どういうことなの!?

川沿いには大島桜、海辺では熱海桜が、既に開花しています。傾斜がある土地ですので、桜の見ごろも少しずつ山を登って、長く楽しめそう。梅まつりと合わせて、花に彩られた熱海を楽しむ、いい時期でした。

肝心の温泉なんですが、熱海では各旅館やホテルで、大浴場が立ち寄り湯として解放されています。趣向を凝らした名湯なのは間違いありません。しかし今回、私はあえて、地元の方が普段のお風呂代わりにやってくる温泉を探してお邪魔してきました。

観光客と知ると、色々尋ねてきたり、お風呂の使い方を教えてくれたりと、みなさんたいへん親切で、温泉のようにあったかい方ばかりです。

お風呂でご一緒したおかあさんは、熱海にお嫁に来て30年。

「熱海は日本一の温泉よ!食べ物もおいしいし、言うことなし!」

と、胸を張って熱弁してくれました。

地元の人が、地元のことを大好きで、それぞれのやりかたで地元を支えているんだなぁ、ということが、とてもよくわかります。地形が、そこに生きる人々の生きざまを育む。ジオパークのテーマのひとつを、はからずも身を持って体験することになりました。

温泉は海の味がして、とても熱く、お風呂を上がってからもしばらく熱くてたまりません。大地の熱が骨まで叩きこまれてくるこの感じ。お風呂上がりに坂を上って駅に行くのはしんどいなーと思っていたら、おかあさんからバス停の場所まで教えてもらいました。

のんびり、バスで登っていって、少し商店街をひやかして。

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駅まで帰ってきたら、足湯が終了の時間でした。空っぽの足湯を初めて見ました。大喜び。

熱海は、玄関口の駅前から、海辺、山の手、端の端まで、余すところなくいいところばかりでした。

またあったまりに行きたいと思います!

おまけ

私が乗ったバスには、こういうものが貼られていました。嬉しいものですね!

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