関東に出荷されて早半年。ジオパークは、関東地方にもつぎつぎに出来ています。今がジオパークを勉強する絶好のチャンス。
というわけで、10月18日、山崎は銚子ジオパークへお邪魔して参りました。
今回、銚子ジオパークの数あるジオサイトの中から選んだのは、屏風ヶ浦ジオサイト。
約300万年前、関東地方が海だったころに出来た地層が、約10キロにわたって波で削られ露出しているところです。
以前、こちらの記事で、渡辺先生がジオパークについて色々なお話をしてくださったのですが、渡辺先生がイチオシのジオパークとして上げたのが、ここ銚子ジオパークでした。とにかくガイドさんの質が高くて素晴らしかったとおっしゃっており、
「渡辺先生がそんなに言うなら、その素晴らしいガイドさんの技術をとくと見せて貰おうじゃないのよ!」
と、友人2名を引き連れて乗り込んできました。
担当ガイドは、石毛克也さん。屏風ヶ浦は、海辺ということもあって常に波の音や風の音があり、言葉が聞き取りにくいおそれがあります。石毛さんは、マイクとスピーカーを装備し、説明がきちんと聞こえるように備えてきていました。
……さすがだ!
まずは石碑を見ながら、ここが伊能忠敬の業績が残る唯一の場所であるという話から。
伊能忠敬は千葉の出身だったそうです。知らなかった!そして、お天気がいい日はここ屏風ヶ浦から、富士山が見えるんだそうです。
めっちゃお天気が良くて晴れてるときに、また来てみたくなりますね。
そして遊歩道を歩きながら、地層の話。
めあてになる二本の線が、遊歩道を進むにつれて、見上げるほどの高さから、徐々に手の届きそうな高さにまで下がってきていました。傾斜角は3度ですが、こんな大した距離も行かないうちにこれだけ高さが変わるんですね。この二本線は、東京湾の中では深さ3000メートルのところにまで続いているんだとか。
崖の中にみられる断層の話、波で浸食された崖が、九十九里浜の砂になっている話など、興味深い話がたくさん聞けました。その中でも一番印象的だったのが、
この上の方にある穴が、どうやって出来たのか、という話でした。石毛ガイドのルーツにも繋がる話で、感動したのですが、ここでは内容は内緒です。実際に現地に行って、聞いてみてください。
ガイドの終わりに、手持ち材も見せてもらいました。
ジオパークって何だろうということからわかりやすく説明する為に、こういうシートも用意しているそうです。
パンフレットも、可愛く分かりやすくまとまっていて、ジオパークって敷居が高いわーと思っている人にも、親しみやすく、飲み込みやすく、という工夫がたくさんこらされていました。
石毛ガイド、ありがとうございました!楽しかったです^^
道の看板ひとつとっても、ジオパークの文字とゆるキャラがあしらわれていて目を引きます。銚子ジオパークは、ジオサイトが自転車で回れる距離に集中しているのがウリ。銚子駅前に車を停めて、そこから自転車でどんどん回れちゃいますので、健康やダイエットにもよさそうです。
とっても素敵なところでした。銚子ジオパークの素敵なガイドさんに、出会いに出掛けてくださいね!