どうぞこの暑さを乗り切って、元気に秋をお迎えください。なぜなら!
これから、3回に分けて、この全国大会のお話をしたいと思います。
まずは、最も多くのガイドが参加する分科会からご案内いたしましょう!
————————————————
ガイド①「ガイドスキルをあげるための情報交換会」
————————————————
【対象者】ガイド初心者からガイドスキルをあげたい方【定員】180名【目的】ジオパークガイドのスキルを上げたい方に対し、専門家による講義と参加者によるグループワークを行い、情報交換を図る。【背景】昨年霧島ジオパークでの全国大会・ガイド分科会で「理想のジオガイド像2015」を明文化しました。その時のパネルディスカッションでは「ガイドの悩み」も幾つか浮かび上がりました。
今年はその中で特に意見の多かった
●お客様にガイドするときに地球の話まで出来ない(地球の歴史、地球そのものについて)
●ジオパークで使う専門用語の扱い(使っていい用語、ダメな用語?)
を中心に1 日目に専門家による講義を行います。
2 日目は膝を突き合せて情報交換やグループワークを行います。【分科会内容】
◆1日目(10/10)講義:『ジオガイドの幅と深みを増す3つのポイント(仮題)』
(講師)兵庫県立大学大学院准教授 先山徹先生
先山先生は山陰海岸ジオパークの学術専門家としてガイド指導もされています。県立人と自然の博物館でお勤めの時には生涯学習にも深く関わり、来館者の説明がとても丁寧で分かりやすいと、ファンがたくさん居られます。
講義の中で
*地球の話・日本列島の話をどう伝えるか
*ガイドが伝える専門用語について
*ジオパークガイドの役割とは(ジオパークのネットワーク活動など)
を中心にお話頂く予定です。
◆2日目(10/11)情報交換会
(司会)今井ひろこ(山陰海岸GP)
1日目のふりかえりを行うほか、ガイドの際に起こりがちな悩みをグループで話し合いながら解決策を見つけていきます。全参加者との交流を行う時間も設けますので、名刺や所属するジオパークのパンフレットを持参頂き、情報交換を行って下さい。【担当】コーディネーター:今井ひろこ(山陰海岸GP) サポートスタッフ:安藤裕夫(伊豆半島GP) 田畑朝惠(伊豆半島GP) 福辻京子(南紀熊野GP) 山崎真流子(阿蘇GP) 荒川和子(茨城県北GP) 《2016/8/8現在》【参加費】300円
(含まれるもの:グループワークで用いるペン、模造紙、ボード運送料ほか)
ガイド同士で悩みを相談しあう場がないというのも、業界が若いからこその悩みのひとつ。
だったらみんなまとめて悩み相談会をやって、スッキリお悩み解決しちゃいましょう!というのが、このガイド分科会①の目的です。
今までの経験上、ただ名刺やパンフレットを渡すだけで終わることは、まずありません。必ず、自分のジオパークの話をする機会がありますし、相手のジオパークについて、ガイド活動について聞く機会があります。
話をすること、話を聞くこと、それもたくさんのガイド仲間と、ということになると、ガイドとしての悩みが、自分や、自分のジオパークだけでなく、日本に数あるジオパーク全体の問題ということをイヤでも痛感することになるでしょう。
「ハイ、ジオガイドはこれからみーんな、こーやってネー♪」
という方針を決めてしまうことではありません。
それができるようになることが、ジオガイドとしての一番の成長につながるのではないか、みんなにそういう実感を持ち帰って欲しいなー、というのが、私が期待するこの分科会の成果です。
この分科会が、参加するジオガイドの皆様にとって、実りの多いものになるよう、微力ではありますが、サポートさせていただきたいと思います。
参加されるジオガイドの皆様、どうぞよろしくお願いします。