どうして大涌谷に入れないの?箱根の今を解説!

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先日、火山♨観光サミットが行われた箱根。3日目のエクスカーションでは、コンディションさえ許せば大涌谷へ…ということも検討されたそうですが、残念ながら立ち入り規制が続いており、間近で見ることはできませんでした。

その道路規制の最前線で、神奈川県温泉地学研究所の萬年先生より、大涌谷の今について少しお話がありました。

火山の活動レベルとしては落ち着いてきているが、火山ガスの濃度が高いために現在も入山規制を敷いていること。阿蘇のように、濃度やエリアで火口見学を規制できるほどの広さが大涌谷にはないこと。現在はガスの濃度や現地の風向きを調べる機械を設置し、安全だと確認できたら段階的に規制の内容を変えていくよう検討していること。

ひとの命がかかっていることなので、本当に真剣に、慎重に話しあいは進められているそうです…………

「でもこのゲートで、最初に貼られた看板は、これなんですよ!」

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……えーっと……

「黒たまごの販売はありません」ですね!!わかります!!大事ですね!!何よりも!!!!

この黒たまご、ひとつで7年寿命が延びるそうです。去年の4月、火山活動が活発化するほんとに直前、突撃して黒たまご食べておいてよかった、と、つくづく思いました。

というか規制されてるのに黒たまご欲しさに突撃する人でもいたんでしょうか。……ありうる。いたしかたない。うん。

…食べ物の話にすぐ行きたがるのは悪いクセですね。

で、なんで火山ガスがたくさん出てるのかというと、かなり化学寄りのお話になって私もよくは理解できませんでした、ので、ものすごく上っ面のところだけさくっといきます。

火山ガスの種類としては、硫化水素と二酸化硫黄の二種類です。普段の火山活動の中では、大涌谷でも硫化水素の方が多いのですが、現在は温泉のモトとなる地中の水分の層の温度が高く、よって高い温度で安定しやすい二酸化硫黄の量が多くなります。

温泉の化学より引用ですが、

SO2とH2Sの比率はマグマから放出されたときの温度によって変化する:
SO
2 + 3H2 = H2S + 2H2O ・・・(1) の反応で、温度の高いほど左側が多くなる。

そして、高温になると、空気は膨張しますよね。ガスを含んだ高温の蒸気は、地上に出てくるとぶわっと堆積をふやしやがります。これが、現在大涌谷で火山ガスがたくさん出ているメカニズムです。

(なんかもっと専門的でありながらわかりやすく説明できればいいのですが※そして解釈が間違っている可能性もあるのでご指摘いただければ助かります)

温度が下がれば、火山ガスの量も減ってきますし、周辺エリアへ入れる可能性が出てきます。今後も大涌谷の様子を注意深く見守っていきましょう。

IMAG4167間近で箱根の息吹を感じるのは、もう少し先になりそうですが、黒たまごが食べられるようになるのも、そう遠くはないのでは…と思います。

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