阿蘇ジオパークからの参加者(の一部)
(一部、別のページに使おうと思っていた写真が混じっていたため、削除しました。ゴメンナサイ!11/5)
初日の分科会の様子は写真を撮り忘れまして、文字のみの紹介で失礼します。
今回の全国大会では、これからガイドを目指す人にも、現在ガイド活動をしていてこれから更にスキルアップを目指そうという人にも、心に留めて欲しい指針作りをしました。最初に示された叩き台の文章をもとに、ガイド自身の意志や目標が反映されるよう、内容や言葉を変えていきます。
私が参加したのは、分科会2の「その土地ならでは」の物語を伝えるです。
叩き台の文章はこちら。
お客様が「お金を払う価値がある」と思うのは、その場所ではないと体験することができない物語。日頃からフィールドを歩き、地元の人の話を聞き、お客様が興味を持って聞いてくれるような情報を集めること。
なかなか手ごわいじゃありませんか。
コーディネーターは磐梯山ジオパークの蓮岡真氏です。まずは、なぜこのテーマが大切なのか、というところから着手していきます。(あとでわかりましたが、他の分科会でもテーマの必要性からディスカッションに入っていたようでした。)
私は1班に参加。ご一緒したのは、ふくい勝山ジオパークの松本ガイド、箱根ジオパークの北邨(きたむら)ガイド。男鹿半島・大潟ジオパークの前田ガイドです。何故か全会一致&瞬速で私がまとめ役になり、若輩者で甚だ僭越ではございましたが、とりまとめ役をさせて頂きました。
とりあえず思い付いたことはガンガン付箋に書いて貼っていくスタイル。ジオガイドシンポジウムから進歩していません(笑)。発言したことも、「それいいですね!書いて貼りましょう!」とどんどん書いてもらって貼ってもらって、ふと気が付くと他の班より付箋の数が多かったりする。犯人はだいたい私です。
意見が増えてきたところで、つながりそうなものや方向性が似ているものを集めたり、まとめたり。
地質の話だけでなく、土地の人との関わりや神話、言い伝えを乗せることで、がぜん楽しくなりますし、それらを語り継ぐことで、マインドを連れて帰って貰えるというのが、「その土地ならでは」の必要性ではないか、というふうにまとまりました。実例として、北邨さんの持っていたエピソードが強かったので、そちらもちょっとご紹介。
各班の発表も、素晴らしい意見が出ていました。
更に議論は進み、それらの意見を踏まえて、叩き台の文章をどう変えていくか、というところに入ってきました。付箋を貼っていた模造紙を裏返し、文章を大きく書き写し、…ていたら、
「意見書くところが少なくなるように書いてくれてますね(^^」「!!(;・ω・)ゴメンナサイ」
でも構わず上から書きました(笑)。
松本さんから出た、「お金だけじゃなくて時間を使ってくれているというのも大事ですよね」
前田さんからは、「語り継ぐ」という骨太の方針を頂き、
純情な北邨さんにしっかりと肉付けをしてもらった結果、感動というキーワードが出て、
1班の作った文章は、こうなった!
お客様が、「お金と時間を使う価値がある」と思うのは、
その場所でしか触れられない感動的な体験や物語。
日頃からフィールドを歩き、地元の人の話を聞き、
集めた情報をお客様が興味を持って聞けるよう、自分の言葉で話せるようになること。
自分たちの思いや意志がしっかりとこめられた文章に、変えることができたと思います。
ここまでが、分科会1日目の内容でした。