村上春樹、熊本の旅

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ふっと見かけた雑誌でした。なにげなく手に取って、村上春樹氏の書き下ろしエッセイがあるぞと気が付きました。読んでびっくり。センセイ、いつの間に熊本来てたんですか……!

世界遺産登録を果たした万田坑に、認定前のタイミングで立ち寄っています。梅雨時の記述があるので6月でしょうか。阿蘇の緑がいきいきと伸びる頃だなぁ、と思いながら読み進みました。人吉へのSLにも乗られたようですし、海の上の学校として有名だった赤崎小学校にも足を踏み入れていらっしゃいました。阿蘇で、まさかアレが取りあげられるなんて……ああっ。

内容の詳しい記述は発売中の雑誌のことなので控えますが、どの場所に行っても、いわゆるわかりやすい名物はあまり取り扱っていません。どちらかというと、地元の人間でもこわごわと腰が引けてしまうようなスポットや、知る人ぞ知る、しかもディープ方向に深い穴場のほうが多いです。

最後に、くまモンについて思うところを述べられていました。ちょっと胸がズキッとしました。熊本県民として、世界にはばたくくまモンは誇らしいですが、それを誇っているだけでいいのか、と問われたような…ズバリと弱点を突かれた気持ちでした。

それはさておき、熊本県の魅力が村上節で語られていて、自分が知っている熊本県ではないようでした。クマモト県、みたいな、確かにそうなんだけどちょっと違う!という感覚です。気になる方はぜひご覧ください。

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