桜島 噴火警戒レベル4継続 厳重警戒を

ニュースで拾われる住民の声と、実際に住んでる方から聞いた声の違いが大きくなってきている気がします。

桜島 噴火警戒レベル4継続 厳重警戒を  NHKニュースWEB

気象庁は、

「火道」と呼ばれる地下のマグマの通り道のうち火口付近の浅い部分が閉塞(へいそく)し、内部の圧力が高まっている可能性がある

としています。

とてもわかりやすく言い直してみます。

「ガスやマグマの通り道が詰まっちゃってるから、次の噴火がちょっと大きくなるかもしれない!」

です。普通にスムーズにガスやマグマが出てくれた方が、火山としては健康な状態なのでしょう。人間と同じです(笑)。

もうひとつご紹介したいのが、桜島ミュージアム理事長の福島大輔先生の、フェイスブックでの発信です。福島先生は、以前阿蘇にもお越しいただいて、桜島住民と火山灰との楽しいお付き合いを紹介してくださった方です。

福島先生が紹介して下さっている、現在の住民の声。

「早く噴火してくれたらいいのに」「噴火しないで長引くのが困る」 ――だそうで。他の火山だと、噴火すればいいのに、なんて言わないだろう、さすが桜島の住民、と、先生も感心しきりでした。

噴火したほうが、早く収まる。それは経験から出た言葉でもあるでしょうし、住民の皆様がいかに火山と当たり前にお付き合いしているかというその証拠のようでもあります。

現在は、上記のとおりニュースに頻繁に取り上げられ、火山の状態が逐一報告されていますので、普段から火山に慣れていない方には危険に思えるかもしれませんね。

ただ、ほんとうに危ないところには人は住んでいませんし、そこに居るひとは、危ないときに危ないところへ行かない知恵も持っています。まずは、そこで暮らしているひとの言葉を聞いてみて、その上でこの火山と自分はどう付き合おうかと考えてみて、くれたら、うれしいなぁって思います。

桜島も、そして箱根も、日本が世界に誇る素晴らしい観光地です。危険だ、こわい、と、切り捨てるには、あまりにももったいないではないですか?

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