温泉水の特定ガスが増加=御嶽山噴火の10年前から-東大と高知大、化学観測

長期にわたる研究によって、火山噴火の予測の精度がまた上がりそうです。

温泉水の特定ガスが増加=御嶽山噴火の10年前から-東大と高知大、化学観測  時事ドットコム

東京大学大気海洋研究所の佐野有司教授や高知大の西尾嘉朗准教授らは19日、火口から北西に約4キロ離れた濁河温泉では2003年以降、温泉水に含まれる特定のガス成分が増加していたと発表した。

この特定のガス成分は、起源はマグマの材料であるマントルの中にあります。マグマで温められた水蒸気が蓄積し、約10年かけて圧力が高まった結果、水蒸気爆発につながった可能性を指摘しています。

研究は、1981年から数年に1回のペースで行われてきました。34年の集大成です。

水蒸気爆発は、今まで予測がとても難しいとされてきましたが、これで噴火予測の精度が上がれば、観光に、地域の暮らし方に、いい変化がもたらされそうです。

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