DJ車掌現る!箱根登山電車を笑いの渦に巻き込む名調子

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昨日の記事に書ききれなかったのですが、ひとつ改めてご紹介したいことがあります。

それは帰りの登山電車のこと。私が乗った車両、やけにすたいりっしゅ。アレグラ号と言いまして、

姉妹鉄道提携を結んでいるレーティッシュ鉄道が走っているスイスにちなんで、スイスで使用されているロマンシュ語の挨拶から「アレグラ号」という愛称が設定され[6]2015年5月21日付で「鉄道友の会」のローレル賞を受賞した。

という、なんだかすごい車両でした。社内の案内表示も多言語で、増え続ける海外からのお客様にも安心です。

ところが、本当にすごいのはそこじゃありませんでした。この電車、社内の案内放送が……

「ただいまトンネル内走行しておりますが、実は日本一の急こう配であります。先頭の運転席と最後尾の車掌席の高低差は3.6メートルとなっておりますが、有難いことに本日たくさんのお客様にご乗車いただきまして社内を見渡すことがむずかしくなっており、なかなか実感はしていただけないかもしれません。朝晩のガラッガラに空いている社内ですとよくおわかり頂けるかと思います、ぜひ朝晩のガラッガラのときにもう一度ご乗車ください。こころよりお待ちしております」

「社内の左側に見えて参りましたのが、箱根駅伝でランナーが走る国道1号線でございます。皆様もおせちを食べながらご覧になったことが1ッ回くらいあるのではないでしょうか。こちらの道路、日本で最初にガードレールが設置された道路でもあり、現在は木製のガードレールが設置されていますのが、車内からもご覧いただけます。箱根駅伝のランナーは、この道を15分で駆け上がりますが、この電車、同じ区間をなんと

(たっぷりと間)

20分かけて登って参ります。電車の方が人間よりも5分も遅いという衝撃の事実!いかにこの電車がのんびりしているかお分かり頂けたかと思います。」

この車掌さんが喋るたびに、車内にクスクス笑い。とにかく最初から最後までこんな塩梅です。名調子のおかげで楽しい帰り道でした。

DJ車掌の名前は落合さん。運転士ですが、ときどき車掌もされているそうです。お話の内容も、登山電車の歴史や地形の話から、温泉街の発展の歴史まで、幅広く、そしてユーモアと地元愛に溢れています。

箱根は今、かつての活気を取り戻しつつあります。紅葉も始まっていました。今でもじゅうぶんにきれいでしたが、見ごろは少し先だということです。紅葉と登山電車を楽しみに、そして、落合さんの名調子を聞きに、ぜひ箱根に来てみてください。

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