かがくのさいてん☆サイエンスアゴラ!

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11月13日~15日の三日間、お台場エリアで開催されました、サイエンスアゴラ。私も最初は「なんだろう、怪獣みたいな名前だけど(笑)」という軽い気持ちでお出掛けしました。

最新の科学技術が見放題、触れ放題という夢のような空間でしたが、我らがジオパークも、こちらにブースを出しているということで、結局この日一日、張り付きで堪能してきたわけですが!

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まずは茨城県北ジオパークが、ジオパーク活動を通して地域振興に取り組んだ様子をブース展示していました。店番は、茨城大学地質情報活用プロジェクトに参加している学生の方でしたが、これからの時期にお勧めのジオサイトや、見ごたえのあるジオサイト、各地への交通アクセスについてなど、丁寧に説明して頂きました。Fさん、どうもありがとうございます。

茨城県北ジオパークは、各ジオサイトごとに小さなリーフレットを用意しています。コンプリートしたくなっちゃいますね!阿蘇もそうですが、エリアが広い場合、コースごと、またはサイトごとに解説の入ったリーフレットを用意することが多い気がします。銚子のように比較的まとまっていて回りやすいところは、4~8Pくらいの薄い冊子でジオサイトを紹介してくれているように感じますが、そこのところどうでしょう?

茨城は首都圏から近いだけあって、あまり観光に行くという感じではないのかもしれませんが、三大名瀑のひとつ袋田の滝はここ茨城県北ジオパークのジオサイトです!これから紅葉がきれいになってくるので、ぜひぜひ皆様、茨城県北ジオパークへ!

あ、阿蘇ジオパークももちろん楽しいので来て下さい(笑)。

さて、ジオパーク関連では、更にこういったブースもありました。

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世界にひとつの岩石標本を作ろう!という、体験型のブースです。こちらは、毎年島原半島ジオパークのDr.オーノこと大野先生が企画されていましたが、今回、日本ジオパーク認定地域に協力を呼びかけ、おおいた豊後大野ジオパーク、mine.秋吉台ジオパーク、銚子ジオパークの提供と、栗駒山麓ジオパークのNさんの助力を得て、日本ジオパークネットワークの名前で出ていました。

ここでは、各ジオパークの特徴的な岩石をシートに貼り付けて、自分のオリジナルの岩石標本を作れちゃったんですが、たいへんな人気で、午前中のうちに整理券がなくなってしまいました。私も体験に参加したくて整理券を頂いて待っていたのですが、皆様ものすごく熱心に「もう参加受付していなんですか!?」とお尋ねになっていて、だんだん申し訳ない気持ちに……ごめんなさい……

写真のように、シートに貼っていくひとつひとつの石について、ジオガイドの解説がついてます。とてもユニークで楽しい説明でした。その石が、地形が、どのように現地の生活に関わっているかというお話は、普段ニュースでもバラエティでもやらない内容なので、新鮮だったのではないでしょうか。現地に行かずにこれだけの話を聞ける機会は、そうそうないと思います。

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雲仙にも涅槃像があったなんて……この頃修学旅行で行ってたはずなんだけどなー。

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阿蘇がどうもすみません。

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岩石標本の隣、立山黒部ジオパークのブースでは、新聞記事の内容を見て、科学の視点で気になるものをピックアップしコメントを付けるという、アゴラ新聞という取り組みが行われていました。

ふっと開いたページが火山防災についての記事で、あっという間にホイホイされたのが上の画像でございます。思いっきり日頃の主張をぶちまけています。こういう内容は、小学生の子向けに、授業で使いやすい内容でまとめてあると、より活用しやすいのではないでしょうか。

今、火山防災はものすごい勢いで進化しつつあるところなので、教科書に載せてしまっても一年後にはもう情報が古いということが絶対起こると思います。基本的なところ教科書で学んでもらいたいですが、新鮮な情報はやっぱり新聞でないと!と個人的には思ってます。

もっともっと、ジオと触れあえる機会が増えたらいいなぁ。みんな楽しそうで何よりでした。共働きが当たり前になり、子どもを連れて遠方へ出かけるのも難しくなってきているのかもしれません。ジオパークは大地に根差した活動ですが、たまにはこうやって、飛び出していくのも、いいものじゃないですか!

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