ただちに大正噴火クラスの大噴火に繋がらない、との見方もありますが……
桜島:火山性地震9時間で44回 「やや鈍化」警戒続く 毎日新聞
気象庁の小泉岳司火山対策官は
「地震回数の減少に呼応するように地殻変動も鈍化している。理由は不明だが、桜島の地下に大量のマグマが上昇し、いつ噴火してもおかしくない状態は続いている」
と話しています。自然が相手ですので、人間の予測などなかなか及びません。
さて、現地の人はどのように備えているのでしょうか。まずは行政のホームページを見てみました。
桜島の防災マップ 鹿児島市ホームページより
火山災害の備え 鹿児島県ホームページより
基礎的な知識や、災害への対応などが掲載されています。家族で内容を確認するのにもよさそうです。
また現地での取り組みとしては、携帯メールで、噴火10分以内で噴火状況などを送付したり、避難専用のバスを確保して有村地区に常駐させていたりしています。リアルタイムのモニタリングが何よりも重要と考えから、観察カメラを多く設置しており、ちょっとした変化も見逃さないようにもしています。
また、避難した住民も、火口の様子が常時観測され確認できることから、一時帰宅することができました。
桜島 避難勧告地域の住民が一時帰宅 NHKニュースWEB
鹿児島市は、火山活動の状況や住人の意見によって、今後も一時帰宅を検討しています。