ジオパークの楽しみって、景色や歴史もありますが、やっぱりおいしいものを味わうのが一番じゃないですか?ぶっちゃけ難しい話するより、お菓子を食べて「おいしーい♪」ってやるほうがシアワセ度高くないですか?
ガイド山崎、立場的に、思ってても絶対に絶ッッ対に口には出せませんが、心の奥底では全力で同意します。
ということで、今回はそんな食いしん坊な皆様に、素敵なジオスイーツのご案内!
ジオパークでお菓子といえば、伊豆半島ジオパークのジオガシ旅行団ですね。各地で見られる地層や岩石を、お菓子で表現してしまったシリーズ。どのお菓子も再現度が高いのが特徴で、しかも味も抜群!自分が見た場所のものだけでなく、別の場所の物も欲しくなってしまいます。
おもしろいのは、このお菓子、ひとつを単位『ジオ』で数えること。たとえば、二つ食べたら「2ジオ」、四つ食べれば「4ジオ」となります。最大12ジオ、めざせコンプリート。
ネット販売も行っていますので、気になったらぽちっとお家で食べられます。買い忘れたーなんてときも安心。
ジオガシは、もはやジオパークの企画の代表と言っても過言ではありません。日本最先端のジオスイーツは、ジオガシで決まりです!
今はまだジオパークではありませんが、私が応援している浅間山ジオパーク構想エリアより、こちらをおすすめしたいと思います。
浅間の溶岩クッキー
浅間山の噴火の際に噴出した溶岩流が、真っ黒な岩石となってゴロゴロと堆積しています。鬼押出しと言いますが、このクッキーはその真っ黒な溶岩石を黒ゴマのクッキーで表現しています。勇ましく噴火する山の絵と、鬼のイラストが微笑ましく、「カラダにはやさしい」のフレーズにほっこりします。
真っ黒でごつごつした武骨な形とは裏腹に、濃厚なゴマのコクがとまらないおいしさ。たくさん食べても胃もたれしない、ほんとに体に優しいクッキーは、お子様からお年寄りまでみんなで楽しめる味です。浅間山ジオパーク、認定の暁には、ぜひジオフードに認定し、ジオパークを代表するお菓子となってほしいと思います。
さて、そろそろしょっぱめのものがほしくなってきましたね。ならばこちらをどうぞ!銚子ジオパークといえば…
ご存じ、銚子電鉄のぬれ煎餅!
銚子全域、いろんなところで売られているこのお煎餅、お味は3種類。個人的にはあまくちが好きでした。(九州舌なのです!)しっとりと優しい口当たりに、噛みしめるほどに広がる香ばしい醤油の風味がたまりません。銚子の人々のあったかさ、ゆったりしたお人柄を、お腹の底まで感じます。
地域を盛り上げるのに一役も二役も買った、名物です。銚子ジオパークに来たら、ぜひどうぞ。そんでもって、いつものフレーズ、「また来て、銚子!」
……さて。ここまで紹介してきて、当の阿蘇ジオパークはと言いますと。ジオパークブランド認定品で各種おいしいスイーツは揃っておりまして、どれもおすすめではあるんですが、認定品ではないもので、ちょっとーこれはーというものを、見つけてしまいまして。
…………何が引っかかっているかっていうとですね。阿蘇のウリは「溶岩」じゃないんです。「火砕流堆積物」なんです。(こだわり)
もし阿蘇のスコリアを表現するなら、一種の溶岩として表現は間違いないと思いますが、ならば何故「カルデラ」の文字を入れるのよって話です。パッケージ写真では阿蘇中岳の噴火口が大きく載っていますが、火口とカルデラは違います!米塚の写真も載ってますが、米塚のスコリアを表現するのでしたら色は黒じゃなくて赤味強めにしてください!それとも黒ボクを表現してるんです?ちょっとマニアックに火口周辺のアグルチネートを模しました?よくわからない!よくわからないんです!
(ジオガイドにありがちな意味不明な苦悩ですね…)
黒いのは炭の粉末だそうです。お味、は、ラスク、でした。(せいいっぱい)
まぁ…お土産としては、お手頃なサイズとお値段でしたので、雑談の種まきにちょうどいいかなと思います。
ともあれ、ジオパークに来たら、スイーツはチェックチェック!
ジオパークあるところ、魅惑の甘味あり!これは絶対、間違いなしの法則です♪