いよいよ今日が地球惑星科学連合大会2016最終日。
参加している間、たくさんの方にお世話になりました。ありがとうございました。阿蘇ジオパークはカウンター展示もにぎわい、自慢のパンフレットなどをしっかりと披露することができました。
阿蘇ジオパークのパンフレットは、Ａ4サイズ。各テーマごとに、ひとつのパンフ内で、ジオサイト１～６か所ずつくらいをご紹介しています。同じ内容の英語版も充実。情報の見やすさと、持ち歩きやすさの両方を兼ね備えています。
展示ブースに立ち寄られた方は、内容を見てお気に入りのものをピックアップする方もいれば、資料性が高いと全部を１枚ずつお持ちになった方もおり、既にここから個性が出ています。
しかし、パンフレットよりも先になくなったのが、ハザードマップ。阿蘇のハザードといえば、火山ですね。噴火警戒レベルに合わせた避難区域を示したパンフレット、日本語は３日目には早々と、英語版も４日目の午前中にはなくなってしまいました。
実は、ハザードマップって手に入れにくいものなんです。観光地のパンフラックの中でもあまり目立ちませんので（見た目が案外、地味）、あっても手が伸びないし、なくなっていても気付かず補充漏れ。今回は、目立つように置いていたからでしょうか。あっという間になくなっていきました。
そして、今回の熊本地震を受けて、事務局スタッフとジオガイドが結集。被災したジオサイトの記録を取り、パネル展示にまとめてきました。
報道では避難所の様子やライフラインのことなどが中心になるので、崩れたお山のことをまじまじ見る・考えることが少ないでしょう。どの部分が、どれくらい被害を受けているか、とても分かりやすい構成のパネル展示は、改めて阿蘇の傷跡の大きさを皆様にお伝えしていました。
私も、最初にひととおり見た時、ちょっと泣きました……小さな頃から見慣れた故郷の、傷ついた姿。わかっていたつもりでしたが、やはり、ショックです。
今回は、阿蘇ジオパークガイドブックを、１冊500円で販売しました。売り上げは阿蘇ジオパークの復興支援金として活用させていただきます。ひとつひとつのジオサイトをしっかりじっくりご案内している、とてもいいガイドブックです。手に入るのは、今日まで！
資料性も高く、私もガイド時に活用しております。ぜひ、お手元に一冊。
今回、この機会に、多くの方にご心配をいただき、励まされました。セッションやポスター展示なども、たいへん勉強になりました。成果を活かせるように、これからもがまだします。
お立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました。まだ見てない方、今日の午前中がラストチャンスです。ダッシュ！でお越しくださいませ。
各セッションやポスター展示の成果については、また記事を改めます！
