連日野焼きの話題が続いておりますが、
「草原なんかに入って全身ススで真っ黒になってクタクタになるなんて、そんなのアタクシのやることじゃありませんザーマス!」
というオシャンティなレディも、少なからずいらっしゃるかと思います。野焼きは大変な重労働、貴女の白魚のような手を黒く染める必要はもちろんありません。
そんな貴女に、今回ガイド山崎がおすすめするのは、ヘルシーで美容にもってこいの赤身肉を食べてスタイルアップ&ヘルシーごはんしながら、こっそり草原保全に役立っちゃうとっておきのウラ技です。
ダイエットにお肉が禁物なんて、時代遅れ。今は、しっかりお肉を食べて筋肉量を増やし、代謝アップ!がヘルシー美人の定番になっています。女性誌でもたびたび取り上げられていて、もちろん御存じの方もおらっしゃるとは思いますが。
では、何のお肉を選べばいいんでしょう?
黒毛和牛で脂がのっててコクがあって……なんてお肉を選んでいてはいけませんよ!お肉を食べてヘルシーに美しくなるには、高タンパク、たっぷりのビタミン、そして低脂肪の肉を選ぶのです!
熊本産の肉は、その点でとても優秀。まず牛肉ですが、阿蘇の草原で育ったあか牛は、毎日20キロの距離を歩き、無農薬の草を食べ、湧き水を飲みながら育ちます。肉質は締まっていて、はっきりと鮮やかな赤味。脂肪が少しクリームがかった色をしていますが、全体的にサシは少なめです。
黒毛和牛の味に慣れた口には、最初の一口は少し物足りないかもしれません。ですが、脂肪が少ない分、胃にもたれず、たっぷりと味わって食べることができるのです。噛めば噛むほど、大地の奥深い味が口の中に広がって…おいしい!
更に熊本と言えば馬刺しですね。馬の肉はたいへん高タンパクで、しかもミネラルを豊富に含んでいます。脂肪は牛肉より更に少なく、生でも焼いても噛みごたえ十分。少量なのにしっかり満足できる、スーパーミートです。
ここで気にしてほしいことがひとつ。牛肉は消化の時に体温を上げてくれますが、馬肉は消化吸収の過程で体をやや冷やします。冷え症が気になる方は、量は控えめにするか、生ではなく焼いたものにショウガやニンニクなどを加えてお召し上がりください。
そして、これらの牛や馬を意識して食べることで、畜産農家への需要が高まり、肉の価格が上がります。需要が増えると農家さんがたくさんの牛や馬を飼い始め、たくさんの牛や馬は草原に放たれ、草原の保全に役立つ……、と、こういう仕組みになっています。
そうなんです。阿蘇の草原は、ただ焼いているだけでは維持できません。そこに牛や馬がいるからこそ、草原の姿が保たれているのです。牛が歩いて急斜面を踏み固め、馬が草を食べることで灌木が生えにくい環境を作っています。貴女は、ただ食べるだけでいいんです。食べるだけで草原は守られているんです。
赤身の牛肉、馬肉を食べて、スタイルアップしつつ、草原も守る。真の美女は自分のことだけでなく、阿蘇の草原のことも考えて行動できる、内面美人でもあるのです。
全日本、全世界の美女のみなさん、さあ、明日から阿蘇の肉を食べて、レッツビューティ☆
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