古代「阿蘇の君」と水ストーリー

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地域に根付いた阿蘇の創世神信仰と、水にまつわるストーリーをジオの観点から解き明かす。
今日のスキルアップ研修は、児玉先生による密度の濃い内容でございました。お天気も、暑くなく寒くなく、ほどよい雨の中で、よかったです。
テーマは表題のとおりですが、今回はただ一方的に講義をするのではなく、ヒントを与えて議論してもらうスタイルで進められていきます。

が。

阿蘇ジオガイド、揃いも揃って脱線大好きすぎです(ひとのこといえない(笑)

阿蘇のカルデラから水が抜け、徐々に内部に人々が暮らしはじめます。
さて、最初に中に暮らしを築くにあたって、どのような地形条件が必要でしょうか?

答えはこちら。
人の暮らしに欠かせない水が、きちんと確保できること。
そして、外輪山から標高差が少なく、降りやすいこと。
「乙川水源群と、平原古墳群も、もちろんこのルールの中で見出された場所です。さあ、では、外輪山からここまで、どのルートを使って人々が降りてきたか、考えて見つけてみてください」

研修の担当であり、ここでは教える立場ながら、とびきりのいたずらを仕掛けているようなワクワクしたお顔の児玉先生。

報告は時間が足らず、お伝えできませんでしたが、私ちゃんと見つけましたよ!
乙川水源からほど近い、公民館の名前が、「原の口」……つまり、野原、草原、牧野への、入り口‼︎ ってお名前でした。

阿蘇の草原の中でも大規模なものは、外輪山の外、つまり外輪壁を登った先にあります。阿蘇の農耕と草原文化は切っても切れない関係、だから、きっと、田んぼを求めて降りてきた人々は、草原に行くときの道も大事にしていたはずです。外輪の上と下を行き来した、証拠のような名前じゃ、ないですか?違うかしら?どうなんですかー⁉︎

阿蘇の信仰や農作業の変遷は、小字の中に色濃く残っています。
ジオい地名だなんて思ってなかった場所が、たちまちジオい空気を帯びてくる。最高にドキドキする瞬間です。
こうやって、ひとつひとつの疑問を、ジオの視点から丁寧に解き明かすのが、楽しい冒険なのです。
我々ジオガイドは、そよ風に吹かれているような涼しい顔しながら皆様をディープな阿蘇に突き落とすために、こんな深い研修を楽しんでいるわけです。
飛行機の時間もあり、研修は半ばで離脱しましたが、とてもためになる面白い時間でした。

こんなディープな阿蘇を楽しみたい方は、是非阿蘇ジオパークへ。
灰を浴びて温泉で茹でられて、それから冒険に行きましょう‼︎

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