関東に出荷されてもうすぐ1年。めまぐるしい毎日の中で、せめてちょっとしたヤンチャをと思っても、「あぶないから入るな」「危険立ち入り禁止」のオンパレード。ひとつひとつは、安全管理のうえでしょうがないにしても……
「……体の感覚がしにそう……麻痺しそう……(>皿<)緑が見たいー!草の上ゴロゴロしたいよぉぉおお~」
仕事漬けの毎日に発狂寸前のガイド山崎を、あまりに哀れに思ったのでしょう。パートナーが、少しでも自然環境のあるところへと、連れ出してくれました。
都会のオアシス、生田緑地。多摩丘陵に位置しており、川崎市最大の緑の宝庫で、岡本太郎美術館や日本民家園、かわさき宙(そら)と緑の科学館などの施設を備えています。中央広場は開放的な芝生の広場となっており、展示されているデゴイチを眺めながらゴロゴロすることができます。
この日、たいへんお天気に恵まれ、うらうらとあたたかい日和。ベンチでお昼ごはんを食べたあとは、芝生にゴロン。枯れ芝生でしたが、寝心地が良く、そこ30分ほど本気で寝てました。
家族連れも多く、賑やかですが、傍にお山もあり、風は自然を通り抜けてきたふくよかな匂い。盛りの椿と、ふくらみかけの河津桜の香り。鳥の声はどこか浮かれて、春の初めの酔いここち。
あー、やっぱりこれよねー…と、しばらく幸せに浸っていました。
まぁ、私のことなので、静かに幸せに浸れるのは1時間が限度です(笑)。
宙(そら)と緑の博物館では、この生田緑地に見られる草花や動物、地層の展示があります。
――地層です。
なにこれめっちゃ楽しいじゃないですか!!(^^)
後で聞いたら、この生田緑地、地層観察にうってつけの場所だそうで、地元の小学生はここに地層の研究にしばしば訪れるのだとか……めっちゃすごい羨ましい!!!!
生田緑地の地層の本なども買いこみ、枡形山へ登りながら、
露頭におおはしゃぎ。
しょっちゅう観察の為にコテでガリガリされているのでしょう。露頭はどこもややへっこみがちになっておりました。おかげで新鮮な断面を見ることができました。今度はコテ持ってこよう……たとえ要注意危険人物として通報されても……
頂上までのんびり登って、同じ道をまたゆっくり下りてきながら、通報される覚悟をしかと固めて参りました。
髪の毛が草まみれでもこの笑顔です。自然からエネルギーをたっぷりもらって、すっかり元気を取り戻しました!
生田緑地は、阿蘇では気付かなかった関東平野の魅力に溢れたところでした。また季節を変えて、見に行きたいと思います。