第二回JGNジオガイドフォーラム開催@伊豆半島

IMAG98496月4~5日の二日間にわたって、第二回となるJGNガイドフォーラムが開催されました。

(第一回の模様はこちら

今年の日本ジオパーク全国大会の開催GPともなっている伊豆半島ジオパーク、ホテルワイナリーヒルで行われ、各地のジオガイドと地元伊豆半島GPのガイド合わせて約60名が参加しました。

今回のテーマは、「災害の記憶を未来へ繋ぐジオガイド」です。

IMAG9851基調講演に、静岡大学防災総合センターの岩田氏のお話があり、減災という言葉が言われているが、死者・負傷者ゼロの防災を目指すべきだ、という内容で、想像力の欠如が災害を拡大すること、正常化の偏見は防災教育で克服できることなどをお話くださいました。

防災はむずかしいから、減災から。いつの間にかスタンダードになりつつあった、災害への諦め交じりの姿勢を、ぴしゃりと正される思いで聞いていました。

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提言に同じく静岡大学防災総合センターの小山氏のお話があり、ジオパークは地域の防災教育にどう貢献すべきか、というタイトルで、自然災害に対するジオパークの役割と、平常時と発災時のそれぞれの行動についてなど、貴重な指針が示されました。

ともすると相反する観光と防災を、セットで伝えることができるのがジオパークだという考え方を、ジオガイドひとりひとりが持っていることが、これから必要になってくるだろうなと感じました。

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その後、ワークショップ。ジオガイドならではの伝え方ということで、自分たちで選んだ災害をテーマに、どのような伝え方をするかを考え、それを「私たちが目指すガイド像2015」のような形の宣言文にまとめるという作業を行いました。

私たちの班は土石流をテーマに、架空の村を設定し、土石流が発生するとしたらどういう地形になり、どういう恵みがあるだろうか、とアイコンになるものをひとつひとつ探してまとめ、伝える為のツールと工夫を考えていきました。

発表の際に、担当した私がアガってしまってしどろもどろになった以外は、班のメンバーに恵まれ、とてもいい内容のものが出来たと思ってます!

IMAG9948交流会では、各地のジオガイドさんと楽しくお喋り。天草ジオパークでは、先日、天草の海の魅力を伝える小冊子を作成したということで、見せていただきました。

見てると行きたくなる、わくわくな小冊子です。天草GPのガイドの方の、天草を愛する心が伝わってきて、こっちも楽しくなる、そんな内容でした。

今回は、前回に比べて参加人数が多くはありませんでしたが、その分ゆっくりとお話することができて、よかったと思います。

喋ってばかりであまり写真を撮っておらず、寂しい報告ですみませんです。たいへん充実したフォーラム初日であったことを力いっぱい主張して、最初の報告といたします!

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