西之島 合体して巨大火口に…マグマと火山ガスは分離か?

このお山に関するニュース、私にとっては子どもの成長記録のように見えています。

西之島 合体して巨大火口に…マグマと火山ガスは分離か? ハザードラボ

今までは、火山ガスはマグマの中にたっぷり含まれていました。地上に上がってくるにつれて圧力が少なくなり、膨張して、地上に勢いよく噴き出していたんですね。

ところが、どうやらその噴火の状態が変化したようで、今はマグマと火山ガスが地上で分離しているみたいなんです。つまり、マグマを地上に運ぶことが難しくなっているんです。爆発的噴火の回数が減っているというのは、それだけ島の成長がゆっくりになりましたよ、ということになります。

こういう火山のしくみを解説するのは難しいのですが、お子様にはコーラを使って説明してみましょう。

ペットボトルの中には、コーラが入っています。コーラは、色や味がついた水と、シュワシュワのもとの炭酸が一緒に入っています。ボトルをよく振ってからキャップを取ると、勢いよくコーラが噴き出しますよね。同じ仕組みで、火山は噴火して、マグマを噴き上げています。

ところが今は、ボトルの中に炭酸を入れる工場が故障してしまい、あまりボトルに炭酸を入れていないまま、コーラにキャップをはめています。中の炭酸がいつもより少ないので、よく振ってもコーラは勢いよく噴き出さないのです。

暑いときですので、実験はお庭でやりましょう。そのまま水遊びに移れます(笑)。

今は小さな島の小さなニュースですが、誰かが地球の不思議に興味を持つきっかけになったらいいなと思います。

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